カテゴリー
お知らせ

事務局の思う、視点研修の魅力⑤

わたし自身、3年ほど前に、講師を務めて頂く上地先生の『メンタライジング・アプローチ入門』を読ませて頂きました。

あくまでわたしのつたない理解になりますが、読んだ際には、各学派のアプローチ以前?の重要なことがかかれていると感じました。
また精神分析概念を、非常に実用的かつ納得のいくかたちで、とりいれてくれている感覚ももちました。

MBTという境界例とされる方へのアプローチもかたちづくられていますが、わたしの感覚ではどういう対象の方でも、どういうフィールドでも必須の理論に思います。

心理臨床の初学者は、まずメンタライジング・アプローチを学び、それを自身の視点の基盤として学び続けるのもよいし、それ以外の自身の指向に合うような理論を学んでいくのが良いだろうと感じ、指導もしてきました。

ですので、この視点研修には、いわゆる学派的ではないにせよ、このメンタライジング・アプローチは必須であろうと考えていました。
日本におけるその第一人者である上地先生に講師をつとめていただけるのは、万感の思いです。

ただ、当然のことではありますが、メンタライジング・アプローチも日々さまざまな臨床家により研究/発展していっています。
わたし自身がその最新のものを終えていないので、その部分も大変勉強になるだろうと考えています。
非常に精力的にメンタライジング・アプローチについて研究されている上地先生の知見を聞けるのは大変楽しみです。


研修開始も徐々に近づいてきました。
この魅力を語る記事も、次に「動作法」最後に「当事者研究とオープンダイアローグ」について書かせて頂き終わりとします。
締め切りの5/22までに書き上げたいのですが、間に合うか。がんばります。